日だまりを歩けば (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
“テレビで見るよりずつとすてきだわ”天気予報キャスターのローレンは初めて会ったサムに胸が高鳴った。彼は彼女が所属するテレビ局と熾烈な視聴率争いをしているライバル局の看板天気予報キャスターだ。サムには独特の魅力があって、ここミネアポリスのツインシティズでは抜群の人気がある。ローレンは毎日ビデオで彼の番組を見て研究しながらも、いつの間にか視聴者と同じくサム自身に見とれてしまう始末だった。2年前に妻を亡くし3人の子供がいる彼も同じ思いだったらしく、ふたりは急接近していく。だが、愛が深まるとともにローレンの心は沈んでいった。彼女にはどうしてもよい母親になれないわけがあった。
空と海とヨット (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ブラッキーが気がつくと、ひとりの女と数人の子供がそばにいた。彼はニューヨークから台湾までのヨットレースの途中、南太平洋で台風に遭ったところまでは覚えているが,どうやらヨットともども孤島に打ち上げられてしまったらしい。女はアメリカン・スクールの教師、子供たちはその生徒で、遊覧船で海上見学をしているさなか一団の男たちに襲われたという。そして教師キャサリンが乱暴されそうになったが、隙を見て島の反対側にみんな逃げてきたのだ。ブラッキーはただちに全員をヨットに乗せると出航した。彼の孤軍奮闘する姿はキャサリンの目に焼きついた。ブラッキーもまた彼女の美しい姿に魅了される。
波の歌が聞こえる (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「自分の育った町に一片の愛情すら持たないなんて!」セクシーな真紅のドレスに身を包んだケイティは、公衆の面前で男に足払いをかけるとたんかを切った。相手はサンフランシスコに本社を置く大企業の社長アダムだ。周囲の視線を集めて悠々と立ち去る彼女の後をアダムが追ってきた。“やったわ。やっと彼の注意を引くことに成功した”故郷の町マーブルシーは今、瀕死の状態にある。町に工場を誘致しすると公約して次期市長に選ばれたケイティは、何度もアダムに会おうとしたのだが、無視され続けていたのだ。昔は幼い恋心を抱き合った仲だったのに…。16年前、アダム一家は突然町を出てしまっていたが、故郷を救ってもらおうと意気込む彼女に彼は意外なことを言った。「きみのお父さんがぼくらを追い出したんだ。ぼくは恨んでいる」しかし数日後、彼はどういう風の吹き回しかデートに誘ってきた。
遺産の行方 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「なんて変わった人だったの、アーデラ叔母さんは!」シャーリは巨額の遺産のありかをしるしたロケット探しの最初の手がかりをランプシェードの裏に見つけて、叫んだ。彼女は大叔母からバンクーバーの家を相続したが、大掃除の最中にそこらじゅうから現金が出てきていまや本格的な宝探しのゲームが始まった。故郷からここに移ってきて一カ月半というものシヤーリには驚きの連続だった。欲の皮がつっぱった親戚は入れ替わり立ち替わりやってくるし、そしてなによりも、あのロシャンという男―彼もまたロケットほしさに近づいてくるのだろうか?わたしはシェフ、料理人が多いとどうなるかはわかっている。欲深な連中はたくさんだけど、でもロシャンはいてほしい。
緑の瞳の迷路 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
十代のころモーリーは、名門フォレスト家のふたごの兄ボウに心底夢中になった。彼に、痛みにも似た憧れを抱き続けた。しかし、セックスを求められるのは怖かった。モーリーはまだ幼かったのだ。だが、とうとうボウがその幼さに愛想をつかして別れを告げた夜、モーリーはフォレスト家に駆けつけ、彼の前に身を投げ出した。ボウなしでは生きてゆけない…。そしてその夜のうちに、ボウは車で暴走し亡くなった。モーリーのおなかに子供を残して。同乗していたふたごの弟ジャクソンも大怪我を負った。ジャクソンはモーリーにとっていつも助けになる友人だったが、彼から驚愕の事実を知らされるとは。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
オブライエン,キャスリーン
フロリダの生まれ。小学一年生のときに七ページの物語を書いたのを皮切りに、ストーリーを語り続けてきた。大学を卒業して新聞社の仕事に就き、テレビ番組評などを書いていたが、同業のジャーナリストと恋に落ちて結婚。マイアミに居を構えた。娘が生まれたあと自宅でできる仕事として、再び小説を書き始め、ロマンス作家として人気を確立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
荒海の天使 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
2月の北海としては珍しく晴れていた。海に浮かんだ巨大な海洋石油掘削装置のデッキに立って海洋開発技術者トニが女には無理だといわれた仕事をやり遂げて満足感に浸っていると、突然ひとりの男に床に押し倒された。ふたりの頭上数センチのところをクレーンのフックがかすめる。これがアメリカから来たオイルマン、アンダースとの出会いだった。不注意な子供を叱るように口汚くどなられて、命の恩人であるはずの男に、トニは反発しか覚えなかった。4年前、石油掘削現場で亡くなった優しい恋人とはまるで正反対だ。男性に関心を持つまいとしてきたトニにはそのほうがよかったが、メキシコ湾の掘削には彼と組んで当たることになってしまった…。
彼女の秘密 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ジェイミーは四歳になる娘を世界中のなによりも愛している。娘を育てて二人が暮らす穏やかな日常は、ジェイミーが生まれて初めて手にした幸せだった。カイル・ラドクリフと再会することさえなかったら、娘との真新しい日々の幸せが、ずっと続くはずだった。ところが残酷な運命は、ジェイミーの人生に彼を再び登場させた。一夜かぎりの激情の夜をともにしたカイル。彼は、自分に四歳になる娘がいるなどとは知る由もない。だが父と娘は会ったときから不思議な絆で結ばれているようだ。ジェイミーは娘のために、カイルが父親だと明かす決心をした。しかし告白は、それだけではすまない。事実を告げるためには、彼女が心に抱えて生きてきたおぞましい過去の秘密を、すべて明るみに出す以外、方法がないのだ。
水曜日の恋人 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
結婚観―独身主義。恋愛はするが、せいぜい六、七カ月まで。性格―社交的。ただし、幼いころに父親を亡くし、母の再婚で一度にふたりの義妹ができたときの後遺症で、子供に対して異常に恐怖心が強い。これがクリニックを開業するカイロプラクター、ネイト像だ。この自他共に認めるレディー・キラー、ネイトが恋におちた。お相手は毎週水曜日、午後三時二十五分になると、サファリジャケットに身を包み、まっすぐな髪をなびかせながらクリニックのあるビルに現れる、マデリン・スコット嬢だ。とある雨の日、ネイトは偶然を装ってマディを車で送ることに成功した。「動物園の飼育係をしているの。動物が好きなのよ」得意の話術で話がはずみ、おまけにお互い古い映画好きで意気投合。ところが彼女の家にはふたりの子供と男がいた。義兄とその子供たちと、ひとつ屋根の下で暮らしているらしい。やっかいなことになったと思いつつも、ファイトを燃やすネイトだった。
追いつめないで (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
トークショー〈パーソナリティーズ〉の司会者ダイナは、テレビ関係のパーティー会場で鉢合わせした男を見て驚いた。“なんてこと!あのニール・ケリガンじゃないの”彼は以前、自分の番組で彼女のショーをけなした、辛辣な社会派キャスターだ。ダイナは彼の批評に対し反論したが、ニールは一歩も引かない。その傲慢なほどの信念の強さに彼女は反発と魅力を覚えた。それからまもなく、10代の青少年の麻薬禍をテーマとした特別番組のために、ふたりはコンビを組むことになった。子供たちは犠性者だと思うダイナと犯罪者だと言い切るニール。離婚経験者同士のふたりは対立しながらも、求め合っていった。そんな折、彼の息子アンディも一緒に三人でスキーに行った。そこでダイナはアンディの手が震えるのを見た。“まさか、アンディが麻薬を…”
海が変わる日 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ある日突然エリエルの前にひとりの男が現れた。海辺の町には不釣り合いのスーツに身を包んで。父が亡くなって以来新しい仕事、新しい恋に向かって自分の人生を再出発させなければならないとたえず思ってきた。会った瞬間、彼女は反感と同時に新たな愛の予感にふるえた。男の名はザカリー・ドレーク。大出版社の副社長だ。ドレークから彼の会社の社長エレノアがじつはエリエルの祖母だと聞かされる。二十七年間いることすら知らなかったその祖母がぜひ自分に会いたいと言っているという。しかし、それだけではなかった。「きみのおばあさんは、本当はきみの父親の婚約者だったのだ…」エリエルは信じらない思いのまま彼といっしょに旅立つことにした。
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